月に一度は溺れたい

不真面目に真面目なブログです。感情豊かにセックスしたい。

罪悪感で逝きそうです

朝一番に出勤した。
自分のデスクがある部屋に向かう。もちろん誰もいない。
この部屋の住人は、家庭を持つ人と朝が弱い人が多いので、朝が遅い。


ストーブをつけ、電気ポットに水を補充し再沸騰のスイッチを押す。
寒さが和らぎ始める。
彼のデスクの脇を通り過ぎると、椅子にブランケットが掛かっていた。
黒地にチェック柄が入った、シンプルでよくあるデザインだ。


周りは静かで、誰も居ない。
私は一応、入口の鍵を閉めた。


手のひらでブランケットをそっと撫でる。
フリースの、化学的な手触りがした。
手に取ったら良くないだろう、とは思った。
でも、魔が差した。


唾を飲み込む。そっとその場にしゃがみこんだ。
鼻を近づけて、くんくん、と2回、息を吸う。
ブランケットは無臭だった。
それでもなにか、ゾワッとするものが心臓の奥の方が込み上げてきて、やばい、と思って立ち上がり、自分のデスクに戻った。


ムラムラします。
今日はそれだけで、1人で出来そう。