ファザコンの過去が歳上好きの原因?
30代の頃の父が好きだった。
何をしても褒めてくれ、守ってくれ、時々叱ってくれる存在だった。
親の期待通り「素直で真面目ないい子」に育った。
それゆえに、年齢を重ねるたび減る「褒められる機会」に、心が飢えてしょうがない瞬間がある。
この人に「かわいいね」「いい子だよ」と言われると、不思議なくらい身体はどんどん準備を始める。
愛おしいという風に頭を撫でられて微笑みかけられ、時折意地悪な言葉掛けが挟まると、何よりも満たされる気持ちになる。
筆者はもともと奉仕好きであるが、満たされた時のサービスはまた幸福感が違う。
唾液の分泌も増えるし、口内も感じやすくなって身体も反応する。彼はそれを喜んでくれる。
自分が30代になったとき、どんな人を愛しているだろうか。
今の恋人と家族になっていることが現在の希望ではあるけれど、起きてないことは分からないのである。