2019-01-01から1年間の記事一覧
何を話していたら、こんなにも時は瞬く間に過ぎるのだろう。 微笑みかけられると、冷たい風に冷えた身体も温まってくる気がした。
19:25、寒い外に出た。家の近くのスーパーで暖を取る。 照明は明るく、品物が眩しく見えた。 魚コーナーを、おぼつかない足取りで歩く。
朝一番に出勤した。 自分のデスクがある部屋に向かう。もちろん誰もいない。 この部屋の住人は、家庭を持つ人と朝が弱い人が多いので、朝が遅い。
話せていない。 話したい。 笑顔を見たい。 他愛のないことで、 2人で笑いたい。
片想いなんてしたことなかった。 自分のことを好きではない(もとい、どう思っているか分からない)人を好きになること。 そんなの、耐えられるわけがないと思っていた。 愛してくれない人を愛するなんて、リスクしかないと思っていた。
隣に座ってお酒を飲んだ。 壁側の角に彼、その隣に私。 男性2人、女性4人のご飯会だった。
婚外恋愛、という単語を最近知った。 「夫/妻」とは別に「彼氏/彼女」が存在する状態のようだ。浮気や不倫とは言わない、柔らかい表現だ。
新しいことをたくさん見つけた。 私の身体は、知らないうちにそこそこの変態性を帯びるようになっていたらしい。
夢を見た。 夢でも緊張していた。
滑らかな肌。 暖かい肌。 柔らかで、でも男性らしい逞しさのある肌。
特別なんて求めてなかった。 見てるだけでよかったのに。
真相が分かった。
翌日の昼に返信があった。
仕事(ハラスメント)のせいで生活リズムが乱されがちなので、人とご飯を食べる約束もままならない。 直接話して約束を取り付けるのが礼儀なのだろうが、仕事終わりに何を言い付けられるか分からないので、様子を見ながらチャンスを伺うことになる。
ライバルは、多いんだろうなって思った。 君で癒されたいと思う男は、きっと俺の他にもいるだろうから…… でもだからこそ、連絡来た時は嬉しかった。
「あ、○○(筆者)さん!」 彼のデスクの近くを通る際、呼び止められた。 心臓がひとつ、拍を打つ。
至極ざっくりとした分類をすると、筆者は男職場の人間で、彼は女職場だ。 仕事をしている場所は同じだけれども、全く違う畑の業務なので、そうなってしまう。
正しい言葉をくれる人は、正しく自分を見てくれる人だ。
私は薄情なのかな、と最近思う。 関係が長く続かないことが、明らかに増えてきた。
奴隷としての義務を怠ったので、今度ご主人様から罰がある予定。 正確に言えば、検討中である。
最終ログイン日時を、いつも見ていた。 ログイン中のマークを眺めながら、話しかけられない日もあった。 声を掛けたかったけれど、我慢した日は数えきれない。
「好きな男性のタイプ」と「実際付き合う恋人のタイプ」とは、まるで異なる場合の方が多い。 理想通りの恋愛なんてない、ということなのだろうか。 彼はどちらかというと、「理想」側の男性だ。
実際の変態具合とのギャップは大きな魅力であり、君の奥深さでもあり俺が気に入ってるところ。 ご主人様に、そんなふうに言ってもらった。 心の底から嬉しい。
こんな人間関係をずっと続けていたら、「恋」という感情が分からなくなるのではないかと不安に思っていた。 その気配がすると思ったら、するりと手のひらから逃げていくものだと思っていた。
忙しい。息をつく暇もない。
そんなふうに言ったら、あの人とはもう会えなくなるだろうか。 私に自信をくれた人。 頭の中まで気持ちよくなることを教えてくれた人。
知ってもらうことの喜び。 知りたいと思ってもらえることの幸せ。 ご主人様がいらっしゃるという方、ぜひやってみてご自分の主にご報告してみてください。
以前働いていた職場の人と会う機会があった。 既婚なのによくサシで食べたり飲んだりする。
「また会えるといいね」 忘れようとした頃に、あの人は現れる。 会えないと思っていた頃に、こんなことを言ってくる。
初めて、道具というものに手を出した。 中を開発するための初心者用の道具だ。