彼女の日記
記事を書くことから久しく離れている。
文字にすることは、エネルギーの必要な行為だ。
日常という平坦なものに、ほんの少しの凹凸が出来て、
その凹凸を描くのが、その凹凸そのものが、日記だと思う。
凹凸のある日々は、それを過ごすだけでもエネルギーを必要とする。
日々に注ぐエネルギーが枯渇すれば、誰が見ているとも分からない宇宙の星のクズのようなこんな記事なんてまるで手につかない。
凹凸。
相変わらず喧嘩もなく仲良しで。
毎日画面越しに顔を見て手を振り。
1ヶ月に1度会えるかどうかの逢瀬を味わい。
未来の自分たちの姿に思いを馳せ。
小さな小さな約束をするプライベート。
凹凸。
全力をもって仕事にあたり。
歳の差のある職場で周囲の考えから学び、時に合わせ。
刺激的な感性に、時に刺激されながら。
同じ1日なんてひとつもない職場。
その影で私は。
その影で、
同じことを繰り返していた。
どうしてやめられないんだろう。
昔の私は昔のものだと思っていたのに。
満たされれば消えると思っていたのに。
満たされていないんだろうか。