10歳年上男性(B)の話
どちらかといえば男社会に生きる自分にとって、男社会を生きる男性は見慣れた存在である。仕事への熱意、こだわり、要領の良さなど、憧れるものをたくさん持つ人が多い印象だ。
出会いがないことを、諦めかけた寂しい表情で笑い話にする様子が印象的だった。
用心に用心を重ねて初回の会話では深入りした話は避けるようにしていたけれど、この人とはどんな話も楽しくて、意味のあるように感じた。
声フェチかもしれないとは思っていたけど、例えば世間一般に人気のある男性声優の声とかはまるで苦手な筆者である。そんな細かい好みを1発でクリアしてくる人だった。
寝る間も惜しんでふた晩も話をしてくれた。次は何を話そうか。新しい付き合いは、そんな楽しみがある。