16歳年上男性の話。
話しましょう、というところから始まる関係なので、仲良くなってからから既婚だと判明することがある。
それが相手に対する姿勢を変えることはないが、細心の注意はもちろん払う。
相手の家庭が一番大切だと思うし、不可侵のエリアに足を踏み込んでまで求めたいものはない。
愛したいわけでも愛されたいわけでもない。
独身男性と話すのはそういった意味で大変気が楽である。
歳の離れた独身男性は、独特のこだわりを持っていることがある。
職人的な特技を持って、社会に貢献している人も多かったりする。
彼の趣味兼お仕事の話はずっと聞いていたいと思った。
筆者が無知にも関わらず専門用語を臆せず使って説明する姿は、むしろ輝いて見えた。
グーグル先生と手を組んで彼の仕事ぶりを想像するのが、彼と話す楽しみの一つだ。
相手を愛したいわけでも、相手に愛されたいわけでもない、と述べた。
では筆者は何を求めているのか?
…決して胸を張って言うことではない。
筆者はただ、筆者自身を愛したいのだ。