14歳年上男性の話。
恋人にするなら、知り合ってから1年以上の時間は欲しい。
それが筆者の信念である。
相手のことを知り、吟味するための時間はもちろん、自分のことを表現する時間もこの一年に含まれている。
婚姻のように法律で繋がるわけでもない「交際」という段階で、人を繋ぐのは何か。
意見は様々だと思うが、筆者は「相手への興味」だと思う。
一年も友人程度の付き合いがあれば、プロフィール的な範囲のことならもちろん把握できる。
それ以上のことを知りたいから、交際という選択をするのではないかと思う。
彼と知り合ってから会うまでに掛かった時間は1ヶ月だった。
筆者にとっては大変あっという間という印象だ。
彼の経験のなす技もあり、お互いのタイミングも上手く合ったこともあり、このような運びになった。
筆者の身体はまだ未開発なので、育てる楽しみがあると言って慈しんでくれた。
いつかは筆者もアラフォーを数えるのだろうが、現時点ではあと十数年はかかる予定である。
その頃自分はこれほどまでに若々しくいられるだろうかと、彼に会うたび思う。
一目すれば若々しいが、笑った時に目尻に刻まれる皺がまた魅力的に映る。