月に一度は溺れたい

不真面目に真面目なブログです。感情豊かにセックスしたい。

とても素敵な声でした

結論から言うと、溺れる気配がする。
「初めまして」
その一声が耳から脳に辿り着いた瞬間に、戻れない場所に一歩足を踏み入れたような感覚がした。


とりあえず、あの人とは違う人だ、という確認がとれた。
声が違うし、働き方も違うし、住んでるところも違う。
「思い出を上書きするつもりはなく、新しいことを教えてあげるよ」
以前そんな風にも言って頂き、あの人のことを懐かしく話すことも許してもらっている。


瑞々しい声だったし、どこか立体感を感じる声だった。
目を隠すと感度が増すという話をしたので、目を瞑りながら彼の声に耳をすませた。
すると不思議なことに、1人でしているにも関わらず、目の前で彼が筆者の痴態を鑑賞しているかのような感覚を覚えたのだ。


どんな風に女性に触れるのかを、具体的に教えてもらった。
焦らして焦らして、いかせてほしいとねだって泣きそうになっても簡単にはいかせないよ、と彼は言った。
実際に言うセリフ、舐め方の細かい描写、たくさんの情報が耳から脳に入っていく。
何も触ってないのに、いく直前のような身体の状態にされてしまった。
この感じだ、と筆者の身体は喜んでいたんだと思う。
あの人にしか出来ないと思っていた、触る前から筆者の身体を作り上げてくれる人。


「楽しかった。また、話そうね」
その一言が、彼と筆者を再び繋いでくれることを約束してくれる。
3月の終わりの出会い。鼻歌でも歌いたくなる。