最初で最後(その6)
しばらく動くと、彼が疲れてきた様子を見せたので、
「今度は、私が上になろうか?」
と提案した。
じゃあ、お願いします
と、彼と私と上下逆になる。
上から被さるように挿入すると、
わ、、これは、、すごい
と震えるように感じてくれた。
あの時の溶けそうな顔は、今も脳裏に焼き付いている。
この辺りから私の潤いが足りなくなってきて、痛みを感じるようになってきた。
でも我慢して動き続けていた。
再び上下を入れ替えて挿入したが、痛みは強くなるばかりだった。
「ごめんなさい、、痛いです」
えっ……ごめん。大丈夫?
そんなやり取りで、挿入が中断され、彼だけ果ててない状態で1回戦が終わった。