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検索エンジンに趣味を表す単語を打ち込みさえすれば、好きなものにいつでもリンクできる。
満たされやすくなった好奇心の矛先は、どこに向かうのだろう。
人間関係でバッシングされる政治家や有名人たちを見ていると、そんなことを思う。
知りたいという人間の知識欲が、時代の迷路の中で迷子になっている……と。

今週は、身体を持て余すような時間が少し多かったと感じている。
新入社員になって早３週間、慣れによる緊張感からの解放と毎日の疲労感がそうさせているのだろうか。
インスタントな快感はあまり好きじゃないけれど、欲しい時が与え時と言い訳をして自身の身体を弄る。

欲しい気持ちのままに触るのは、経験上うまくいかないことが多い。
おあずけして、焦らして、自分の気持ちや身体の変化を楽しむ。
真面目に生きてきた自分が、真面目に毎日働いている自分が、実はどんなに欲深く浅ましくスケベでいやらしいか、思い知ってから堕ちるのだ。

『束縛　焦らし』『あなる　くすぐり』『くり　ローター』『言葉責め』
その日の気分で変わるけれど、定番はこの辺り。小説漫画音声動画、メディアにこだわりはない。

２０代も半ばに差し掛かり、元々自信の持てないこの身体も衰えるのだろう。
人と触れ合うあの幸せな気持ちを、人に支配されるあの心地よさを、あと何度味わうことができるのか？
時間ができればそんなことを考える自分には、結局のところ仕事と多忙が似合うのかもしれない。

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