したくてしたくて、たまらない……(その1)
画面で毎日会っていても、触れ合うことは叶わない。
どんなに遠距離に慣れても、あなたに触れないことにはいつまでも慣れない。
こんなにも身体が貴方を求めているのに、貴方は疲れた顔で優しく笑うだけ。
私も同じ顔をして、いつの間にか寝てしまう。
ある日の土曜日、出勤前の彼とビデオ通話でオナニーをした。
私から「今朝、したい気分…」と誘ったのだ。
お互いにシャワーを浴びて、電話をかけた。
でも、シャワーを浴びたことにより、すこし性欲が落ち着いてしまったので、「少し落ち着いちゃった……笑」と話す。
彼はあからさまにガックリしていた。
寝そべりながら話し続けて、私がシャツの襟からチラッとブラ紐を見せる。
彼がニコッと喜んでくれて、それが嬉しかった。
シャツをたくしあげておへそを見せたりブラを見せたり。
私も段々そういう気分になってくる。