最初で最後(その4)
身体中を指先で優しく触られると、声を我慢するのも難しくなってきて、彼の手が下に伸びた時、
すごい、濡れてるね
と言われた。
恥ずかしかった。
でも、本当に、すごかった。
中に指が入ってきて、探るように出し入れされた。
普段はどんな風に触ってるの?
と聞かれたので、
「自分で中は触らない……」
と正直に答えた。
そもそも、普段からしていること前提のように聞かれたのは癪である。
でもいいポイントがあると私も反応してしまうので、指を増やされそのまま攻められて一回果てた。
中で果てるのは初めてだった。
私ので汚れた指を、彼がじっと見つめるので、私は恥ずかしくなって
「見ないでください……」
と手を掴んで引き寄せた。
そのまま口元に指を差し出された。
私は、その指を口に含んだ。