いつももっと虐められてるよ?(その2)
シャワーを浴びてベッドに移動する。
ベッドサイドに座る私の顎を持ち上げ、
○○ちゃんが、部屋にいる……
とニッコリ笑って彼はキスをした。
何度も何度も、唇と舌を求めて、絡めては吸いあった。
時折流し込まれる彼の唾液はどうしてか甘くて、口に含んで飲み込む度にゾクゾクと快感が走った。
どうしてこんなに、あっという間に濡れちゃうんだろうね?
脱がされて指を潜らせると、彼は嬉しそうに言う。
いつも言われることなのに、いつも恥ずかしい。
もう、欲しい?
私が頷くと、彼のものが私のそこに擦り付けられる。
ゴムのつけていないそれは温かい硬さがあった。
このまま欲しい、でも……と迷いながら彼の目を見つめていると、そのまま彼が入ってくる。
どうして生は、あんなにも満たされるのだろうか。
たった0.0何ミリの隔たりが無くなるだけで、彼をそのまま感じる幸せに包まれる。
生でしばらく動いた後にゴムをつけて再び繋がった。
でも途中で萎えてしまった。
汗を滲ませて沢山動いてくれたし、
結構いい感じだったのにな……
と呟いていたが、この日はこのまま寝た。